
こんにちは。Jinです。
あなたは中国語を勉強していて、
「たくさん」を表す
很多(hěnduō)と許多(xǔduō)の違いに
迷ったことはありませんか?
どちらもよく見かける言葉ですが、
意味も見た目も似ているため、
「どっちを使っても同じでしょ?」
と思ってしまうかもしれませんね。
でも、実は
この2つ、使い方を間違えると
違和感が生まれることがあるのです
「えっ、それってどういうこと?」
と思ったあなたへ。
今回は「很多」と「許多」の違いについて
お話ししていきます。
「很多」— 日常会話でよく使う!
名詞の前にそのまま置ける
「很多」は、名詞のすぐ前に置いて、数や量が多いことを表します。
いろいろな場面で使える
「很多」は、文の中で自由に使うことができ、役割もさまざまです。
- 動作の程度や回数を強調するとき
例:有些人買了很多東西,卻沒有用過幾次。
(Yǒuxiē rén mǎile hěn duō dōngxi, què méiyǒu yòngguò jǐ cì.)
→ たくさん買ったのに、ほとんど使っていない人もいる。 - 人や物の数量を表すとき
例:百貨公司裡有很多人。
(Bǎihuò gōngsī lǐ yǒu hěn duō rén.)
→ 百貨店には人が多い。 - さまざまな場所やものを指すとき
例:我去過很多超市。
(Wǒ qùguò hěn duō chāoshì.)
→ 私はいろいろなスーパーに行ったことがある。
会話の中で単独で使える
日常会話では、「很多」だけでも返事として使えます。
💬 超市裡的商品多嗎?(Chāoshì lǐ de shāngpǐn duō ma?)
💬 ——很多。(Hěn duō.)✅(自然な返答)
一方、「許多」はこのように単独で使うことができません。
「的」は不要!
普通は、名詞を説明するとき「的」を入れることが多いですが、
「很多」はそのまま使うのが一般的です。
例:
⭕ 很多商品、很多顧客、很多活動 (よく使われる形)
❌ 很多的商品 、很多的顧客 、很多的活動 (あまり使われない)
ポイントをまとめ
- 名詞の前にそのまま置ける
- いろいろな場面で使える
- 会話の中で単独で使える
- 「的」は不要!
「很多」は、
很(とても)+ 多(形容詞:多い)
の組み合わせでできており、
そのため、形容詞としての性質を持ち、
文中で非常に柔軟に使うことができる のが特徴です。
一般的に、「很+形容詞」が名詞を修飾する際に
「的」をつけるのが基本ルールです。
例えば、「漂亮的衣服(きれいな服)」「重要的事情(大事なこと)」 のように、
物の性質や特徴を説明する場合は「的」をつけることが多いです
しかし、「很多」は 数量の”程度”を表す形容詞なので、
「的」をつけなくても名詞と自然に結びつきます。
これは、「いくつかの(幾個)」「いくつかの本(一些書)」などの表現と同じルールです。
💬 我昨天見到很多朋友。
→ 昨日たくさんの友達に会った。
💬 這裡人很多。
→ ここは人が多い。
💬 這條街上有很多餐廳。
zhè tiáo jiē shàng yǒu hěn duō cān tīng 。
→ この通りにはたくさんのレストランがある。